夕鶴・彦市ばなし ☆
木下順二 新潮文庫
夕鶴は小学生の頃、教科書で読んで生まれて初めて感動した物語
優れた物語は、その映像を頭の中で思い浮かべるのが容易である
指輪物語 ☆☆☆
J・R・R・トールキン 評論社
全9巻
旅の物語・二つの塔・王の帰還の三部作によって構成される
映画化され、その人気は不動のものになった
ホビットが仲間の助けを借りて指輪を処分する旅に出る物語
ファンタジーの王道
この物語がなかったら今のファンタジーブームはなかったかもしれない
妖精作戦 ☆☆☆
笹本祐一 ソノラマ文庫
全4巻
超能力少女ノブと同級生たちが繰り広げるドタバタアクション劇
コミカルなストーリーとシリアスな部分の落差にハッとさせられる作品
他の作品も質が高いが、個人的にはこの作品が一番好きです
幼年期の終り ☆☆☆
アーサー・C・クラーク ハヤカワ文庫
米ソの宇宙進出をかけての争いが表面化したその日、巨大宇宙船団が地球にやってきた
彼らは人類にとってよい管理者であったが、その真の目的は謎に包まれている
世代を重ね、変化していく人類が辿り着く先になにが待っているのか?
最後まで結末を予測させない手腕は、さすが巨匠です
黄泉がえり ☆
梶尾新治 新潮文庫
熊本で死んだ人々が当時の姿で黄泉がえる。
なぜそのような現象が起きたのかわからないまま、喜んだり戸惑ったりする生きている人々。
黄泉がえった人々をどのように扱えばよいのかという混乱の中、物語は徐々に終焉にむかって動き出していく。